
【節錄:南房総安房地域の日刊紙 房日新聞】
館山市と交流する台湾の国立台湾海洋大学で、館山の直売所やインバウンド(訪日外国人旅行者)誘致の取り組みなどについて学ぶ、国際人材育成勉強会が25日、オンラインで開催され、同大学の学生らに向けて直売所や市の関係者らが講義をした。
台湾からの観光客誘致に力を入れる館山市と日本の地方創生の取り組みに関心のある同大学とは、おととしから大学側から副学長らが館山を訪れたり、館山側からは市経済観光部長が現地で講義したりするなどコロナ禍前は積極的に交流。「地方創生交流に関する協定」も結んでいる。
コロナ禍で交流は途絶えていたが、今回は大学側から国際人材育成に向けた学生向けの勉強会で、渚の駅たてやまにある直売所の運営の仕組みや市のインバウンドの取り組みについて講演依頼があり、オンラインで開催。学生や教職員ら約40人が参加した。
館山側は渚の駅たてやまが会場となった勉強会では、まず荘季高副学長が「2019年に館山を訪問したときは、博物館や直売所を見学して感動した。最近はコロナ禍で直接会えないが、コロナが収束したらぜひまたお互いに行き来して交流を続けたい。台湾の地方創生はスタートしたばかりなので、いろいろ学んで参考にしていきたい」とあいさつ。
その後、渚の駅たてやまで直売所の「海のマルシェたてやま」、レストラン「なぎさ食堂」を運営する株式会社「ろくや」営業戦略室の柿澤陽子氏が講話。生産者とのやりとりなど直売所の仕組みや新鮮な野菜、魚介類を観光客向けに届けるだけでなく、地元の人にも喜んでもらえるよう心掛けていることなどを語った。
市経済観光部の和田修部長は、館山は2016年から台湾をメインターゲットにインバウンド誘致に取り組んできたことや、コロナ禍前に行われていた台湾からの教育旅行誘致などを話し、アフターコロナにはさらに台湾との交流を深めていきたいとアピールした。
聴講した学生らは「渚の駅たてやまで取り組んでいることを学び、台湾でも反映できるようにそちらで働きたい」「直接生産者から仕入れをすることで良い循環が生まれていることがよく分かった」などの感想があった。
【写真説明】オンラインで交流する館山の関係者ら=館山
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